平成23年12月3日実施
今しか見れない景観!折尾周辺の歴史遺産巡り (折尾周辺)

◆地元コーディネート団体:堀川再生の会・五平太

奴折尾地区総合整備事業で、街が大きく変わりつつある折尾、遠賀堀川。 歴史遺産をバスで巡りながら、今しか見られない景観を味わいます。


13:15 JR折尾駅南口 集合

まず、折尾駅付近にある堀川と煉瓦の建造物を見てまわりました。

線路の立体交差のために作られた高架橋。線路の重荷を均等化するために、アート部分の煉瓦を斜めに積んで、ねじれたように見えるため「ねじりまんぽ」と呼ばれるトンネル。築約100年で、日本最大級だそうです。もともとは9連ありましたが、区画整理などですでに6連が壊されてしまったそうです。

 

階段を昇った奥に、堀川疎水碑がありました。
 
次は折尾駅校内へ

昔の線路がホームの屋根を支える柱に使われていたり、明治44年に造られた赤煉瓦の通路が今も使われています。ホームを反対側から見ると、3層になっていました。列車の車高が高くなるにつれ、それに合わせてホームのかさ上げをしていったそうです。

 

15:00 バスで寿命唐戸(八幡西区楠橋)へ
堀川の遠賀川からの出発点。石で流量を調節するようになっています。

 

15:30 川ひらたを塀の板材に使っている家→土手の内水門→中間唐戸(県文化財・中間市)

昭和13年まで、堀川を1年に13万艘も行き来した川ひらた(舟)。今、船の形をとどめているのは2艘しかないそうです。この家の塀には、舟の板がそのまま使われていました。
完成して250年になる中間唐戸。新々堀川の川口の水門で、遠賀川が増水すると、堀川下流域を水害から守るために、閉鎖されるとうです。唐戸の周りは公園のように整備されていました。

 

16:00 岩瀬「伏越」跡(曲川と堀川の立体交差跡・中間市)

中間の唐戸から、曲川を立体交差していく新々堀川ですが、現在は、新々堀川への入口が鉄板で仕切られ、切断されてしまっていました。揚水機で水を流してはいますが、「流れ続ける川」にはなっていません。生活用水が流れるだけになってしまった堀川を何とか昔の姿に戻したいという思いで、今回のコーディネート団体は活動をしているそうです。
 
《参加者の感想》
○身近にすばらしいものがあることに気付きました。また訪問してみます。
○遠賀川と堀川の歴史的関係が良くわかりました。
○初めての参加で1つ1つ発見につながった。
○折尾駅のくわしいことが分かった。堀川の源流がわかった。
○堀川の事がいろいろ知りたくて、今回参加したので、とてもいい勉強になりました。また機会があれば是非参加したいと思います。